インターネットを始める動機には、どんなものがあるのでしょうか。当然ですが一人一人色々な理由があることでしょう。現在では学校の授業でパソコンを使うところも多く、子供たちにとってパソコンとインターネットは「あって当然」のものになっているかもしれません。また携帯電話の急激な普及もあり、携帯電話からネットに接続する人も増えています。むしろ若い世代では、携帯でネットするという方が手軽でポピュラーになっているかもしれません。仕事をする上でも、多くの職種でパソコンを扱えることは必須になってきています。パソコンとインターネットは必ずしもイコールではありませんが、自宅にパソコンがあって、ネットにまったく接続しないという人は、ほとんどいないでしょう。2000年前後のインターネットが普及し始めた頃は、まだパソコンも現在に比べてかなり高価なものでした。そのためパソコンを購入するにも、それなりの理由が必要という人も多かったのです。「パソコンを使って何をするのかが問題であり、明確な目的もなくパソコンを買っても、結局使わずに邪魔になるだけ」と言われたりしました。パソコン購入の理由として、インターネットがビジネスに有効と考えた人以外では、一般には交流目的の人が多かったと思います。遠く離れた人、見知らぬ人とも、インターネットに接続すれば、手軽に交流できるということは、当時多くの人にとって大変魅力的で、刺激的だったのです。
インターネットを始める理由として、交流と情報は外せないところでしょう。「口コミ」のような、以前はなかった消費者のストレートな声が情報として広く知られるようになり、単純にインパクトのある広告だけで、消費者が商品を買う時代ではなくなってきました。実際に商品を購入した人からの情報で、消費者が商品を「選ぶ」ようになったのです。インターネット普及以前は、消費者の声といっても、ある程度コントロールされたものでした。雑誌や新聞などには、一度編集者の目を通ったものが掲載されるからです。
表向きにはあまり公表はされていませんが、男性がインターネットを始める理由として、エロティックなものに対する興味も大きな理由になっているようです。もちろんすべての男性が、そういった理由でインターネットを始めるというわけではありません。女性にはちょっとわからない動機ですが、ビデオデッキなどが広く普及したのも、自宅でアダルトビデオを見るためという理由が多いそうです。その気になればインターネット上にあるアダルト画像や動画を、無料で見ることができます。子供のインターネット利用を親が警戒するのも、この辺に大きな理由があります。
インターネットの利用率は、男性と女性との差はあまりありません。当然ですが若い世代の方が利用率の方が高く、年齢が高くなるほど利用率は減っています。それでも年々高齢者の利用も増えてきています。女性がインターネットを始める動機やきっかけとして目立つのは、やはり交流とショッピングでしょうか。男性に比べ女性はおしゃべり好きという傾向がありますから、ネットを使った交流にも積極的です。そして今ではすっかり定着した、ネット通販があります。
インターネットを始める動機のひとつに「自己表現」があります。よく「無趣味な日本人」などといわれますが、実際にはそんなことはありません。日本人の手先の器用さには定評がありますし、繊細な作業が必要な手作り系の趣味の世界を好む人は多いのです。インドアな趣味を持つ人が多いので、あまり派手な印象がないだけかもしれません。そして、独自の漫画文化、アニメーションやゲームのクオリティーなど、高く評価されている分野があります。
インターネットは基本的に文字交流です。日本語はご存知の通りとても語彙の多い言語です。ひらがな、カタカナ、漢字だけでなく、英語に和製英語などが混在し、世界的に見ても習得が最も難しい言語のひとつといわれています。ただでさえ言葉の種類が多いのに加え、日本独自の顔文字やアスキーアート(AA)、絵文字なども次々に現れ、ネット用語ともいえる新しい言葉も生み出されています。既存のものをどんどん改良していくのは、とても日本的に思えますね。
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