すっかり私たちの生活に定着したインターネットですが、その歴史はまだとても短いものです。現在のように、多くの人がネットを利用し、生活の一部のなくてはならないツールになってから、まだ10数年しか経っていません。その10数年で、インターネットの接続環境、パソコンおよび周辺機器、ネット上のツール、そして人と人とのコミュニケーション方法など、ありとあらゆるものが、めまぐるしく進化し、変化してきました。現在のように、ネット上のサービスを手軽に利用できるようになる前には「パソコン通信」(パソ通)という、会員同士が専用のソフトを用いて、パソコンを使って交流する、当時としては画期的なコミュニケーション方法がありました。しかしこのパソコン通信は、1980年代後半から1990年代半ばまでと、その寿命は短く、急激に利用者を増やしたあと、インターネットの進化と普及により姿を消していきました。現在は、パソコンもインターネットもまったく縁のない世代、ネット第一世代ともいえるパソコン通信世代、そして2000年以降のネット普及世代、物心ついた時からネットのある世代と、実年齢とは必ずしも関係なく、インターネットやパソコンの利用歴によって、さまざまな感覚の相違や格差ができています。今もなお、インターネットを取り巻くありとあらゆるものが進化し続け、私たちの生活を便利にすると同時に、さまざまなトラブルを引き起こしています。